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話は5月3日に戻ります。 この後、向かった先は『櫨ノ谷窯』 先日、炎色野さんで巡り逢った「絵唐津」の吉野靖義さんの工房を目指しました。 土平窯を出て、ナビを頼ること一時間足らず・・・ のどかな山間に工房がありました。 入り口にこんな素敵な言葉の看板が! 水さんも 窯さんも 昔人の色々な想いを 私に伝えてくれる 感謝感謝 吉野靖義 吉野さんの器に対する愛情がひしっと伝わってきますね^^ こちらは櫨ノ谷窯の登窯。 これ、もうすぐ壊し、新しい窯を作られるそうです。 古唐津を追求され、とうとう、新しい発見をされたらしく 次の窯に期待されているようでした。 もうすぐ70歳に手が届く方なのに 守りに入らず、どんどん上を目指す姿が美しい! 登窯の横には、ごろごろとガラクタのように作品が散乱していました。 こっそり持ち帰っても分からないかも もちろんそんな悪いことしてませんけどね(笑) こちらで、自家製の無農薬のお茶をご馳走になり、 吉野さんの器に対する熱い思いをいっぱい聞かせていただきました。 私は7寸の絵唐津の鉢と片口の鉢。 母は父の仏壇に飾るお香入れを購入。 次は、母の希望で大河内山へ! 一日目の予報は曇りだったのに。。。ここで雨が降り出したため、画像なし(涙) 母の足元を注意しながら、傘をさし、歩く大河内山の坂道は。。。。ちょっと大変。 一時間ほど歩いて、車に戻りました。 大河内山ののどかな山間の集落の風情は、以前ほどなく、 しっかり観光地化してしまって残念。 それから、唐津に戻って、駅前の『炎群』さんで梶原さんの作品などを眺めたのでした。 翌4日の朝、起きた時の天気は。降りそうで降らなさそうな曇り空。 TVの天気予報は、「一日雨、しかも、最高気温が16度」ですって?! OH!NO!!!!!またまた雨女復活(爆) 朝、9時過ぎ、唐津を出発。 目指すは、有田と波佐見の陶器市。 九州ではGW最大の陶器のイベントです。 私も福岡に住んでいる頃には数回訪れましたが あれからン十年! どんな風に変わっているのか、ちょっと楽しみでした。 ・・・・が、洋々閣を出るまでどうにかもっていた空の天気もいつしか雨模様になり 有田が近づくにつれ、、、大雨に(汗) それでも、陶器市に訪れる人は半端な数ではなく、駐車場はほぼ満車(涙) オットと私だけならいいけれど、母を連れて歩くにはちょっと・・・・と思っていると 母が「波佐見の白山陶器だけ見れば、それでいいから!」と言ってくれたので、即実行に(爆) 波佐見出身のこの方にメールして、いろいろ情報をGET! お陰で白山の特売場前の「あたりや食堂」(笑)(←megちゃんにだけ分かる笑い)の駐車場に入る事ができて、母はルンルン♪ meg様。あの時はお世話になりましたm(__)m 教えてもらった温泉湯豆腐のお店も美味しかった~!ありがとね^^ さあ、母もニコニコ、おなかも膨らんで次に向かったのは、またもや唐津焼の工房。 たまたま、4月にオットが一人で訪れた『渋谷黒田陶苑』でお目にかかった「丸田宗彦」さんの『内田皿屋窯』です。父のお墓に近いこともあって、波佐見の帰りに寄りました。 すごい大雨の中、気持ちよく迎えてくださった丸田さん。 こじんまりしたギャラリーは、シンプルでとってもおしゃれな空間。 そこに並ぶ唐津は、しっかりと焼かれた見事な作品ばかり。 価格が貼ってある器の裏は見ず(見ても買えないから(爆)) 手に触れずしげしげと眺めていたら いきなり母が「このお湯のみ買うわっ」と!いいな~(ボソッ) 素晴らしい絵唐津♪(上の画像) オットも何か一つ欲しかったらしく、私に母の日のプレゼントと言って 枇杷色の絵唐津の小皿を買ってくれました。ラッキ~~~♪ こちらは実家からなら車で1時間で伺える事がわかり、これから里帰りの度に訪れる事になりそう(笑) こんな感じで過ごした2日間。 一月に父が亡くなり、寂しくなった母を慰める旅でした。 でも。。。。私が一番喜んでいたような・・・(汗) 旅が大好きな母。 父と訪れたさまざまな場所の思い出を語る母の楽しそうな顔を見ていると これからも少しずつ、思い出を増やしてあげたいと思った私でした。
by azumi_diary
| 2009-05-14 11:26
| 旅
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